経営者

優先順位をつける(経営者の話シリーズvol.01)

先日、ジャパネットたかたの創業者である高田氏の講演を聞いてきました。ビジネス的に参考になる、実行したいこと盛りだくさんの内容でしたが、話の中で―

もし、売り上げがずっと上がらないなら、「やっていることを見直す」こと。

経営者は「頑張っている」と言うが、その頑張りが間違っていることもある。自分は、頑張っている、出来ている、やれている、というのが落とし穴と話されていました。

これは、私がいつか誰かの話で「我流は失敗する」と聞いたことと重なりました。

故松下幸之助氏も経営者に必要なのは「素直さ」と言います(第3者の意見を聞くということ)。

高田氏曰く、「業界の常識は、消費者の非常識」。

自分や自社の商品、サービスが「素晴らしい」と自画自賛してもそれはユーザーのニーズに合っていなければ売れないということ。

では、どうしたらよいのか、というと―

頭の中で考えていること、悩んでいること、やること等全てに「優先順位」をつけなさいと教えてくれました。

優先順位をつけるということは、「選択」するということです。

つまり、考えていること・悩んでいること・やること等を全て整理して、選び、溢れるコト、本質から外れるコトを手放すということです。

しかし、これは難しいですよ。例えば少しでも売り上げがあれば、多くの経営者は、「この商品(サービス)は手放したくない」「流行っているから取り入れたい」と【足す・増やす】ことに注視するのだから。

また、高田氏は、現状全く日の目をみない商品(サービス)でも時代に波に乗って一気に売れ出す場合もあると言っていました。

そう聞くとさらに手放せなくなるのではないしょうか?

時間は有限です。

「時間を得る者は、万物を得る」と言います。

いつも何にエネルギー(時間と労力)を割くか「整理」すべきに尽きるのです。

コメントを残す

*